インタビュー
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CROSS中性子科学センターの職員に突撃インタビュー!
今回は研究開発部研究員の林田洋寿さんにお話を伺います。
研究開発部BL22グループ グループリーダー
林田洋寿さん
男性 2014年入職
以前は日本原子力開発機構で、任期付き研究員としてJ-PARCのビームラインを作る仕事をしていました。まもなく任期が切れてしまうというタイミングでCROSSが研究員を募集していることを知り、当時自分が担当していたものとは異なる解析方法を取り扱うビームラインだったのですが、「新たな環境でチャレンジしてみたい」という想いがあり応募しました。
第一に共用ビームラインを利用される方(ユーザー)の実験支援ですね。課題申請段階から相談に乗り、初めての方は申請書の書き方から実験の進め方、解析方法、実験終了後の手続きまで細かくアドバイスさせていただくこともあります。各ビームラインによって解析方法に特徴があり、時には「その実験はうちのビームラインではなく別のビームラインが得意ですよ」と提案することもあるんです。自身が担当するビームラインはもちろんですが、他のビームラインについても見識を深めて、ユーザーがよりよい環境で成果を出せるように日々勉強中です。 また応募された課題を審査する課題選定の仕事も行います。外部からお招きした先生方と意見をかわしながら各課題を評価するのですが、時には自分が担当するユーザーについて協議される場面も。その時は退席して、公正な審査が行われるようにしています。 実験支援でも課題選定でも、最新の研究に対する知見が必要です。そのためには自分自身身もユーザー支援にかかわる基礎研究を行い、成果を出せるように努めています。
自分が支援しているユーザーが期待していた成果を出せた時は、個人の研究以上に、ユーザーの分も合わせて喜びも2倍になりますね。
実験支援中は土日祝日関係なく、ときには真夜中に出勤することもあります。大変ですが、ユーザーの立場から考えると課題が採択されて待ちに待った実験ができるのに、十分なデータがとれなかったということになるのは申し訳ないですからね。踏ん張りどころです。
これだけ中性子関連の専門家が集まっている研究機関は日本有数なのではないでしょうか。一方でCROSSという組織はコンパクトで全部署で働く人たちの顔が見えます。話しやすい雰囲気なので、困ったことがあればすぐ相談できますね。
今自分が手掛けている研究で成果を出すことと、それをもとにユーザーがビームラインを使ってくれることですね。学生時代から装置開発をメインにしてきたので、自分が開発してきた手法で新しいことが分かったり、それによってユーザーの研究に貢献できたらうれしいです。