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The 9th AONSA/The 2nd Neutron and Muon School Meet@MLF Science & Technology in MLF
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センター長挨拶

一般財団法人総合科学研究機構(CROSS)は、特定中性子線施設(J-PARC MLF)・登録施設利用促進機関として文部科学大臣より選定され2011年4月から中性子の利用促進業務を実施してきましたが、2017年4月で7年目に入りました。MLF施設整備が進み成果が問われる段階になってきましたが、ここで原点に立ち返りスタッフが一丸となって利用促進活動に取り組んでいくために、本センターの理念を明らかにしました。MLFの利用促進を通して画期的な成果を創出し、科学の進展、技術の創造に貢献し社会の発展に資するというものです。同時に、その理念を実現していくために、活動の基本方針も定めました。公平、透明な利用者選定、新規利用者の開拓、丁寧な利用支援、成果の創出、成果の発信、国内外の研究機関や研究者との連携、人材育成などを含めた7項目となっています。

一昨年は、MLF中性子源ターゲット容器からの冷却水漏洩(2015年4月及び11月)などにより利用運転ができない時期があり、その影響で昨年の新規募集による利用研究が通常時の半分程度に減少しました。一方、予備ターゲット容器を使用した2016年度の利用運転においては、ビーム出力を150-200kWに抑えておりましたが、加速器、中性子源施設とも安定していたことから、稼働率が90%を超え、運転日数も予定の7サイクル154日を上回ることができました。MLFでは、信頼性、安定性が最重要と認識しており、今後1MW定格出力を目指して、着実、堅実に施設の性能向上に努めていく予定になっております。

共用ビームラインは、BL01(四季)、BL02(DNA)、BL11(PLANET)、BL15(大観)、BL17(写楽)、BL18(千手)、BL22(螺鈿)の7本が運用されております。本センターはJ-PARCセンター(JAEA、KEK)との緊密な連携のもと、共用ビームラインにおける的確な情報提供や利用相談、公平な利用課題選定、丁寧な実験支援、利用研究の高度化に向けた研究開発などを行い、実験施設の価値が最大限に発揮され、ユーザーの皆様が更なる成果を挙げられますよう利用促進業務に邁進していきます。

J-PARCの発展とともに、CROSSも力強く成長していけますように、ユーザーの皆様からの厳しくかつ温かいご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

中性子科学センター長
2017年4月
横溝 英明